【中学受験】⑤過去問の進め方(最難関校を受験した第1子の実際の話)その5
こんにちは。ささママです。
本題に入る前にちょっと今までのまとめを。
今回の『過去問の進め方』シリーズで書いてきましたが、
1度解いたことがある過去問を2回目やって、合格点がとれたからと舞い上がってはいけません。
2度目なので当たり前です。
入試本番では緊張するので、合格点よりも10点から20点ぐらい上の点数をとれないといけないと思います。
厳しいなと感じるかもしれませんが、過去問で合格点を取れていたのに、結果は不合格だったという子達はとても沢山います。
だって、みーんな過去問を頑張って解いてきているでしょ?
油断してはいけません。
もし、お子さんに合格点が取れた時に、その結果を見せる場合は、
お子さんに「2度目だから当たり前だ」と言ってはいけません。絶対に。
頑張ったのに、当たり前だと言われたらやる気が無くなっちゃうでしょ?
「合格点取れた!これで大丈夫だね!!」等と合格点がとれたこと自体をべた褒めしてもいけません。安心しちゃいますから。ちょっと喜ぶ程度にとどめた方が良いと思います。
前にも書いたことがありますが、過去問をやっている時は、大丈夫と言う言葉は入試直前まで言ってはいけないと思います。
自分が仕事を頑張った時に、どう声掛けられたら やる気が出るのか?
どういう声掛けをされたら やる気がなくなるのか?
どういう声掛けをされたら これなら手を抜いても大丈夫だ と思うのか?
を考えてから声掛けしてください。
子供も大人と同じです。声掛け次第で気持ちが変わります。
「やり直しと総復習を頑張ったから、合格点を取れるようになったんだね。」等と
まず合格点が取れた理由を言うと良いと思います。
あと、やり直しと総復習を頑張ったこと自体をすごく誉めてあげてください。
あと、「この調子で頑張ろう」ということも。
合格点をとったことをモチベーションアップの為に使うのも良いとは思いますが、頑張った行動自体を誉めてあげた方が良いと思います。
あと、前にも書きましたが私の場合は「本番は緊張するからこの点数は取れないよ。あと、10点から20点上をとれないと実際には合格できないよ。」ということも言いました。
我が家では、合格点をとれなかった時はその点を見せました。
合格点を取れたときは、なるべく誤魔化しました(;^_^A
で、「あとちょっとだったなぁ〜。」等と言って、あともう少し頑張れば合格点がとれるのにって感じで言いました。
「だんだん良くなってきている」と言う声掛けもしました。
頑張ると、徐々に良くなってくるというイメージを持たせるために。
過去問をやっている時の親は、子供のスケジュール管理だけではなく、子供の心の状態を把握して、ムードメーカーになるべきだと思います。
気持ちを落としすぎてもダメだし、持ち上げすぎてもダメ。
子供の気持ちをちょっと上げ、ちょっと下げをしつつ、
頑張るとだんだん良くなってくるというイメージ作りが大事だと思います。
で、本題。 最難関校を受験した第1子の実際の話。
前回のブログでも書きましたが、
また、最難関校を受験する時は、満点はとれないとしても満点をとることを目指していました。
だって、最難関校って合格点が高いし、頂上決戦なのでミスしたら不合格になると思っていたから。
解けて当たり前と思っておかないといけないなと思いました。
(『満点なんて無理』と考えていては、能力が伸びにくいと思うのです。
『満点を取ることを目指す』のは、個人の自由でしょ?
満点を目指すことで、誰かに文句を言われる筋合いはないし(笑)
そもそも、満点を目指していることなんて、誰にも言わなければいい(笑)
親子の ひ♡み♡つ♡
満点を目指してこそ、満点に近い点数がとれると思います。)
なーんて、目標は凄いことをかいていますが、実際には、、、(;^_^A
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今かよっている学校の過去問では、国語の問題が第1子とは相性が悪かったので、過去問では苦戦しました。
対策として、前にもこのブログで書きましたが、私が国語の過去問を解いて出題傾向と対策を書いたノートを作りました。
1月のお試し受験校を第1子が受けているしている最中に、保護者控室で、今かよっている学校の過去問(国語)を私が解いている状態でした。
ね、切羽詰まっている時期でしょ(;^_^A
1月受験が始まっている時期に、私が過去問を解きながら対策ノートを作ってる状況を想像してみてください。
ね、かなりやばい状況でしょ(笑)
私ね、最初は、子供が過去問をやっているうちに、今かよっている学校の国語もできるようになると思っていたのです。
私、国語が物凄く苦手だから、本当は対策ノートなんて作りたくなかったのです。。。
でも、1月に入っても第1子が「あの学校の国語は難しい」って言っていて、記述問題を書こうとしなかったのです。。。で、こりゃまずいなと思い、対策ノートを作ることにしました。
国語の長文読解問題は、学校の方針を反映していることがあります。
学校がどんなお子さんを求めているのかが、わかる時があります。
お子さんに勉強を教えられないと思っている親御さんも、国語の長文読解は読んでみると良いと思います。
学校の国語の出題傾向対策が思いつくかもしれません。
(私は、第1子の通っている学校の国語の長文読解をやってとてもそう感じました。)
おっと、話がそれました。。。
もとにもどしまーす。
そして、第1子本人がいよいよ2月の入試直前の頃、、、
第1子が「もう〇〇(中学校の名前)の国語は無理!!!」等と何度か言いました。。。
私は ”第1子が本番の解答用紙を白紙で出したらどうしよう、、、”と、とても不安でした。
今までの塾のテストや過去問の記述問題のところに何も書かない時が時々あったので。。。
[ ちなみに、他校の入試(国語)は、過去問を解いた感じでは、”まぁ大丈夫だろうな”とは思っていましたが、本番でどんなミスをするのかわからないとも思っていたので不安ではありました。今かよっている学校の国語だけが相性が悪かったのです。ものすごく難しかったということもある。。。]
で、私は
「お願いだから、〇〇(学校名)の国語は書いて!書けば受かるから!!」と何度も私が言っていました。
「お願いだから記述の解答欄、書いて、、、。」と。
もう必死のお願いをしました(TT)
「算数、社会、理科で満点近い点数をとれば、国語が50点でも受かるから!
国語は、書きさえすれば50点以上は絶対にとれるから!
算数、社会、理科は、今までの過去問で十分に点数とれているから、大丈夫!」
と説得もしました。
例えば、
国語と算数の満点が各100点で、理科と社会の満点が各60点だったとします。
合計で、320点満点。
合格点の予想が満点の80%だとすると、合格点の合計点が256点になります。
満点の95%となる点数を算数で95点、理科で57点、社会で57点取れれば、
95+57+57=209点
つまり、国語の点数は、256点-209点=47点 になり、47点以上とれれば合格できることになります。
この計算も第1子の目の前でしました。
そして、各科目1問ぐらいミスしても、国語の記述を書きさえすれば合格できると第1子に説明しました。
書かなければ、100%落ちるということも言いました。
ちなみに、最難関校だと、配点や合格点が公表されていない学校があります。
そういう学校の場合は、過去問題集にその出版社が考えた各問題の配点が記載されています。
合格点は、塾が、実際に受験した生徒達から提出してもらった回答(受験後に任意で回答の再現をお願いされます。)などから、予想合格点を出しているようです。
塾からは、合格点は80%ぐらいだと言われていたような気がします。
詳細な数字は忘れてしまいました。
はじめて塾で御三家の合格点の予想を聞いた時は、かなりびっくりした記憶があります。
おっと、またまた話がそれました(;^_^A
すみません。
第1子には、上記の他に下記の事も説明しました。
「あなたの書いた解答は、お母さんも読めないし、塾の先生も読めない。
受験する学校の先生は丸つけの為に読むけれど、先生は誰が書いたのかなんてわからない。
だって、その学校の先生をあなたは知らないでしょ?
丸つけする先生もあなたの事を知らない。
入学できたとしても、その後にその記述回答を誰が書いたものだったかなんて先生が覚えているわけがない。
凄く沢山の子達の回答を丸つけするのだから。
解答用紙は戻ってこないから、やり直しもしない。
だから、何を書いてもいい。
とにかく書きさえすれば、合格できるから。」と。
第1子の様子からすると、
書いた記述の答案は、丸つけする先生には誰が書いたかわからないということと、
塾の先生もお母さんも読まないってことと、
やりなおさなくて良いということ
が心にちょっとだけ響いたようでした。
一生懸命書いた記述を添削されるのが嫌だったのかもしれません。。。
私はその当時、本当は「国語の記述を書いたら絶対に合格できる」とは思っていませんでした。
合格か不合格かは、五分五分だと思っていました。
算数も理科も社会も、過去問では満点近い点数を取れるようになってはいたし、国語も記述を書きさえすれば50点以上はとれるようになっていましたが、受験本番では実力はなかなか出せないでしょ?
でも、子供に対しては「絶対に」と言わないと、子供に自信がつかないので、あえて「絶対に合格できる」と言いました。
入試直前に、自信を持たせることはとても大切な事だと思います。
「何だかわからないけど、なんだか合格できる気がする」という根拠のない自信だったとしても、実力を出すためには『自信』は大事なことだと思います。
第1子の時には、『ずっと不安にさせておいて、入試直前に自信をつけさせる作戦』は成功しました♡
第2子の時は、あと10日ぐらい遅くに「大丈夫」だと言えばよかった。。。後悔。
第1子の時と同じ時期に言っていれば、、、うーむ。。。
でも、第2子は今かよっている学校で良かったと思っているので、まぁいいか♡
結果良ければ全てよし♡
おっと、話がそれた、、、(;^_^A
で、本番の入試会場から出てきた第1子に、まず「お疲れ様。国語は書いた?」って
聞きました。
その時、第1子が「とりあえず書いた。」と言ってくれたので、ほんの少しだけ希望が持てました。
入試結果は、もうすでにわかっていらっしゃると思いますが、合格しました♡
ちなみにね。国語は受ける予定の無い学校の国語の過去問も1月に解いていました。
塾の国語の先生に、「第1志望校の過去問がもうすぐやり終わるのですが、どうしたらよいのでしょうか?」と相談したら、その学校の過去問を解くように言われたので。
その学校の過去問(国語のみ)は、2年分ぐらい解いたと思います。
過去問の1科目が相性が悪い場合でも、他の科目の相性が良ければ、合格できる可能性があります。
4科目合計の点数と合格最低点を比べるだけでなく、各科目毎の相性も気にしてあげると良いと思います。
各学校の過去問で相性が悪い科目があるのであれば、各科目ごとのだいたいの合格目標点(問題の何%正解できるようにするのかや、大問を何問と小問を何問正解することを目指すのか等も)を過去問の出題形式を大雑把にみながら計算して具体的に示してあげると良いと思います。
過去問の出題形式を見て、難問はだいたいいつも、問題のこのあたり(何番目の問題)に出る可能性が高いというだいたいのパターンを示してあげるだけでも、子供の気持ちが変わってくると思います。
あ、その時に「必ずしも毎回同じパターンとは限らない。違うパターンもある」ということを伝え忘れずに。伝えておかないと、本番で違うパターンが出たときに焦ってしまいます。
あと、大人が当たり前と思っていることでも、子供にとっては当たり前ではないので、入試本番前に志望校の出題形式のパターンをお子さんと一緒に確認しておきましょう。
この時にも、問題を作る先生が変わったら、出題形式が変わるということを伝えておきましょう。
過去問対策は、まだまだこれからですね。(今は11月初旬です)
6年生は、頑張って下さいね。
うわっ!5000字超えちゃった(;^_^A
長くてすみません。
読んでいただき、ありがとうございました。
下にこのブログのおすすめ記事を掲載しておきます。
もしよかったら、そちらもよんでみてください。
少しでも参考になったら嬉しいです。
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