【中学受験】国語の偏差値を上げる ③記述力と読解力をつける。の続きです。やり方。
こんにちは。ささママです。
今回は、私のブログ
【中学受験】国語の偏差値を上げる ②記述力と読解力をつける。 - ささママの 幼児教育・英語教育・中学受験の合格ノウハウ
の続きです。
いきなりですが、、、
では、要約ってどうすればいいのか?
コツがあります。
(子供の志望校の最難関校の国語の過去問を解いたり、子供の書いた要約を添削したりして、気がついたことを書きます。当たり前のことだったりして(;^_^A )
1.筆者の主張をみつける。
まず、みなさまよくご存じだと思いますが、文章の中の最初の段落と最後の段落に著者の言いたいこと(筆者の主張)が書いてあることが多いです。
筆者の主張を見つけたら、その文の横に線を引くか、カギかっこ「」等で印をつけましょう。
その文は、要約で使えます。
記述問題でも、重要な文です。
2.キーワード、キーセンテンスを見つける。
要約って、文章の中の重要な言葉(キーワード)を抜き出してつなげる作業です。
そもそも、要約や記述問題で得点をとるためには、キーワードをみつけてキーワードを入れた文章を書けば良い。
(最難関校では、キーワードを自分の言葉( )で言い換えなければいけないことがあります。)
では、キーワードをどうやって探せばいいのか?
それは、簡単♡
文章の中の同じ言葉、もしくは意味が同じになる似たような言葉を探すのです。
長くはない文章の場合、
文中に2個見つけたらそれはキーワードの可能性高し!
文中に3個以上あったら、絶対にキーワード!!!
と思って、その言葉を鉛筆で囲みましょう(〇をつけましょう)。
長文の場合は、
何度も出てくる言葉がキーワードです。
とりあえず2回以上出てくる言葉(具体例や体験談の中の言葉以外)に印をつけておきましょう。
ちなみに、同じような内容の文章が2回出てきたら、それはキーセンテンス!!
( 筆者が強調して言いたいことは、違う言葉を使って同じような内容の文を2回かいていることがあります。)
うまくすれば、そのまんま要約の文章に使える可能性があります。うひひっ♡
文章の横に線を引きましょう。線を書くと文章が読みずらいと思う方は、「」などの印を使って囲っても良いと思います。
3、「必要なのは」とか「重要なのは」とか「大事なのは」等の後の言葉ってキーワードの可能性があります。その言葉を鉛筆で囲みましょう(四角などで囲ってキーワードの〇印と特別をつけましょう)。
だって、「大事」とか「重要」ってはっきり書いてあるでしょ(笑)
4、「したがって~」「結局~」「だから~」の後が筆者の主張の可能性が高い。
この言葉の後って、だいたい結論が来ますよね。
5、「~と思う。」「~ではないだろうか。」「~なのです。」「~するべきだ」「~する必要がある。」「~しなければならない。」
のついている文も筆者の主張の文です。
これらの言葉がついているということは、筆者の考えが書かれているということ。
6、論説文の場合、文の作り方にパターンがあります。
中学受験の場合、話の作り方のパターンは、
・ 「筆者の主張」→「筆者の主張」の理由や根拠の説明→「筆者の主張」
・ 「筆者の主張」の理由や根拠の説明→「筆者の主張」
って感じかな。
だから、話がちょっと変わる所に注意して読んでいくようにします。
話がちょっと変わったなと思ったらその段落と段落の間に印(V印とか)を付けておきましょう。
そうして、文章のパターンを把握していくようにしましょう。
さらに、文章のパターンを把握するために、「筆者の主張の理由や根拠の説明」の所を、細かくみていきます。
”「筆者の主張」の理由や根拠の説明”は、理由や根拠をよりわかりやすく説明するために、具体例や、体験談や、何かの引用や、対比になる文や、共通点のある文などで出来あがっていることが多いです。
6(1)、具体例、体験談、何かの引用
具体例や体験談や引用は、筆者が言いたいことを解りやすくするために例をあげているだけなので、要約の文字数が多ければ具体例からもちょっとだけ抜き出しても良いけど、基本的には要約には使わない文章だと思っていいと思います。
だけど、筆者が言いたいことの説明(具体例や体験談をあげてまで説明したいってこと)なので、その具体例などが何の説明なのかをチェック!
(難関校になると、具体例などの中にも重要なことが書いてある場合があります)
7(2)、対比になる文(もしくは段落)
A(文もしくは段落)とB(文もしくは段落)で対照的な内容を書くパターンと、
「筆者の主張」と「筆者の主張と反対の意見や例」を書くパターンがあります。
「筆者が言いたいこと」と、「違うこと」を対比して書くと筆者の言いたいことを強調する効果があります。
自分の意見と違うことを書いて、ほらねだから違うでしょって思わせる感じ。
先に反対意見に対する反論を書いて、反対意見は言わせないぞって感じかも(笑)
7(3)、共通点のある文(もしくは段落)
A(文もしくは段落)とB(文もしくは段落)で同じような雰囲気の内容を書くパターンがあります。
例えば、AとBの具体例を書いて内容に共通点がある場合があるとします。
これは、具体例を2つあげることで、筆者の主張をよりわかりやすくしているのです。
ただ難関校の場合、この2つの具体例に共通点があるということ自体がわかりづらい場合があります。
でも、 「A(文もしくは段落)とB(文もしくは段落)で同じような雰囲気の内容を書くパターンかも?」と思って読めば、2つの具体例の共通点を探そうとするでしょ?
そうすると、「筆者の主張につながる共通点がある」ということに気がつける可能性がでてきます。
難関校を受験する場合、文章の書き方のパターンを知っていることは大事だと思います。
8、接続詞が出てきたら気をつけて読む。
「しかし」とか「けれども」って出てきたら、今までの話とは逆の話になるなってことがわかるし、
「例えば」ってあったら具体例などの話になる。
「つまり」とか「要するに」って言葉が出てきたら、さっき書いてあったことを他の言い方でまた言うってことだから、この後の文はキーセンテンスかも!って思える。
だから、いつも接続詞が出てきたら、上記の1〜7までの事に気をつけて読むようにすると良いと思います。
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<要約を書く時の注意。>
主語を書き忘れないように。(国語が苦手な人は忘れがち。)
長い文は書かない。書く欄の大きさと文字の大きさにもよりますが、1文はせいぜい長くても2〜3行。3行でも長いと思います。
文章がうまくまとまらない時は、文章の書く順番をかえるとうまくいくときがある。
(私はブログを書いていると、よく文章の書く順番を入れ替えます(;^_^A )
<指示語の指している場所わかってる?>
国語が苦手だと、 そもそも指示語がどの言葉を指しているのかが解っていない場合があります。
偏差値50ぐらいまでの学校の国語は、「その、あの」等の指示語が指す言葉は「その、あの」が書いてある直前の文の中にあります。
偏差値60以下の場合も、直前の文の中に「その、あの」等の指示語の際している言葉がある可能性がとても高いです。でももしなかったら、「その、あの」等の指示語よりも2,3行前の文章からまた読み直して探してみると良いです。
難関校の場合は、「その、あの」等の指示語が書いてある文章よりも後ろにあることもあります。
<記述問題で、自分の意見を聞かれた場合>
記述問題で、自分の意見を聞かれた場合は、筆者と大きく違う意見(反対の意見)を書くのはちょっとやめた方がいいかもしれません。
問題を作った先生は、その問題文の筆者の意見に賛成しているから、その文を問題文として使ったのだと思うからです。
自分の意見を書く時は、そういうことにも気をつけた方がよいと私は思います。
読んでいただきありがとうございました。
少しでも参考になったら嬉しいです。
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